小規模多機能サービスの役割
小規模多機能サービスとは、介護が必要となった高齢者が住み慣れた地域で家族や友人と暮らしていくために、ご利用者の状態や必要に応じて同じ事業所内(いつでも顔なじみのスタッフ)にて、「通い」「泊まり」「訪問」の3サービス(1ヶ月単位の定額制)を提供する在宅介護サービスです。
創設前は「通い」「泊まり」「訪問」等のサービスを必要とする高齢者は、それぞれ別々の施設で受けることにより、対応するスタッフが異なる事や利用者負担増になる事がありました。また、認知症高齢者の場合は、記憶や認知機能の障害のため、自分の居場所がわからなくなったり、周囲の環境変化へ対応できなくなるなど、不安や混乱から症状の悪化を引き起こすことがみられました。
小規模(登録者数25名程度)ながらも多機能な介護サービスを提供できる地域密着型サービスといえます。
施設が抱える課題とは
地域に密着した小規模多機能サービスの役割を果たす中で、たくさんの課題を抱えて、解決方法が見つけられなくなっていませんか。
要介護者の様態や希望に応じて随時「訪問」や「泊まり」が発生し、連続性のあるケアを提供するには、ご利用者の継続した情報管理が不可欠です。
1日当たりの「通い」のご利用者は15名以下、「泊まり」のご利用者は5~9名が上限のなかで、職員人員配置は固定せずに、サービス提供、外部評価、情報開示、運営推進会議など様々な業務にあたっています。サービスの質や様々な資料作成など、課題や問題を抱えています。
小規模多機能システム化の特徴
小規模多機能施設の業務をシステム化し、福祉見聞録の多彩な機能で業務にかかる時間を減らしてみませんか。施設内の連絡やご利用者のケアプラン、利用実績の記録、ケース記録、バイタル管理、施設請求など、職員の業務に沿ったシステムとなっており、簡単操作で業務をサポートします。
特徴
- 利用者予定や職員連絡など、施設内の情報をリアルタイムで確認
- 複数サービスのケア記録も一画面で登録。利用者の状況をすばやく把握
- ケアの時間を確保するための業務省力化を支援
システム構成
小規模多機能の業務を充実の機能群でサポートします。
ケアプラン ~プラン作成から給付管理まで~
介護サービスを受けるには、ケアマネージャーによる「介護ケアプラン(介護サービス計画)」を作成してもらう必要があります。これは、どのサービスをどの程度利用するか決めた計画書で、利用表や給付管理に関係してきます。
施設管理・利用者管理 ~業務の流れとシステムの関係~
24時間年中無休なので情報は途切れる事なく発生します。業務の流れとシステム構成が関連しているので、情報漏れもなくリアルタイムで確認ができます。
日々の実績は一画面でご利用者全員の「通い」「泊まり」「訪問」が登録可能です。
※実績はもちろん、生活記録、バイタル情報等も一画面で記録ができます。何回も画面の切り替えをして記録する事はありません。
福祉見聞録は、より実務に即した運用が可能です。
請求業務 ~国保連請求と利用料請求~
請求情報は日々の記録から反映されるので、請求時は「集計」をするだけで、国保連合会への請求やご利用者への請求情報を作成できます。入力漏れなどの請求ミスを防ぐ為に多彩なチェック表があり、不備なデータがある場合は警告などで知らせてくれます。
施設はこう変わっていく ~導入後イメージ~
福祉見聞録を導入することによって各業務で一つ一つの変化がみられ、やがて形となって反映されていきます。施設業務を省力化し、質の高いサービス提供ができるようなシステム化が可能となります。
福祉見聞録が目指すこと
「通い」「泊まり」「訪問」のサービスで、地域ケア・コミュニティーの拠点を目標にしている小規模多機能施設。システムを活用することで、サービスの質を向上させる環境づくり、職種の枠を超え施設全体で支援する「チームケア」の促進を強力にサポートします。