「発見」から「生きた」支援計画へ
個別支援計画は、一人一人のニーズを正確に把握し、その人にあったサービスを確実に提供するという考えのもと、
アセスメント ⇒ 計画書 ⇒ モニタリング ⇒ 計画の見直し
と、一連の流れが明確である事が特徴です。この流れにより、個別支援計画作成の過程が明確になり、より確実な支援に繋がります。
福祉見聞録では、個別支援計画作成の流れに沿って計画書を作成することができます。個別支援計画書(日本知的障害者福祉協会様式)とシステム力で、生きた計画書の作成をサポートします。
アセスメント ~課題の洗い出し~
個人の記録やチェックシートを目の前に、内容の整理に困った事はありませんか?
アセスメントは、様々な側面から支援ニーズを捉えることが重要になる為、情報量が多ければ多いほどその中から必要な情報を整理し探し出さなければならず、時間と手間がかかります。そこで、ご利用者の問題を的確かつ効率的に捉える為の機能をご紹介いたします。
- チェック項目自動抽出機能
- アセスメントの対応レベルをチェックする事で、要約表に対応レベルが反映されます。その結果、漏れなく効率よくチェックした課題の整理ができます。
- フェースシート参照機能
- フェースシートは、表示する項目を施設に合わせて自由に設定可能なフェースシート(生活支援システムで作成)をそのまま使用できるので、重複する情報の入力は不要になります。利用者の現状を把握し、一貫した計画書の作成が可能です。
計画書 ~的確な支援サービスへ~
計画書は、アセスメント、個人の基本情報、利用者や家族の希望・要望、日々の支援記録など様々な資料から作成されます。福祉見聞録は、アセスメントからの連動や入力したデータの参照機能により、一貫性のある的確な計画書作成が可能になります。
- 問題チェック機能
- アセスメントでチェックした課題・ニーズが計画書に連動されます。表示させたい問題点は選択可能なので、施設の運用に合わせて情報共有させることができます。
- 各種参照機能
- 計画書作成時に必要な情報を一画面で参照しながら作成する事が可能です。必要な資料がボタン一つですぐに確認できます。
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- アセスメント、アセスメント要約表参照機能
- ケース記録参照機能(現場で日々記録した支援内容が参照可能)
- 過去の計画内容の有効活用
- よく使う課題やニーズ・サービス内容は定型文として登録が可能です。新人の方の参考資料に使えたり、内容がよく似た文章を応用して修正すれば、簡単に計画書を完成することができます。
モニタリング ~「生きた」計画の見直しへ~
評価・モニタリングは、時期ごとに計画通りに支援を提供できているか、支援効果があったか、を検証する為のものです。個別支援計画がどのように実施されているかを検証する事で、個別支援計画が「生きた」ものになり、計画の見直しに繋がります。
福祉見聞録システムでは、3つの機能から、生きた計画の見直しをサポートします。
- 支援実施計画書の作成
- 具体的に支援実施方法が作成できます。これにより、具体的な支援内容の見直しが可能になります。アセスメントから問題点が連動される為、整合性のとれた一貫性のある実施計画書の作成が可能になります。
- 未立案課題
- 計画にしなかった未立案課題の整理ができます。「課題が本人に合ってない」「もっとスモールステップを具体的に設定しよう」など、次の課題に活用できる内容になっています。
- 評価・モニタリング
- 評価項目では、一つの画面で日々のケース記録を参照しながら評価ができるので、利用者の状況がよく見えます。
毎日の支援記録こそ継続した「アセスメント → 実施 → モニタリング」で、その日々の支援記録を効率的に活用する事で、今まで見えなかった情報を発見することができます。
まとめ
個別支援計画は、利用者の希望・要望などが的確に発見できて、確実に計画に反映させる事が大切です。さらに、支援員もご利用者もお互いが予期しなかった発見を共有できるような内容であることが重要で、その発見はアセスメントや日々の記録の中から浮かび上がってくるものだと考えます。
個別支援計画システムでは、そんな個別支援計画の理想を追い求めます。